リブロム/LIBROM01

取材日:2024.03.13

リブロム誕生

今日はお忙しい中お時間を取っていただいて誠にありがとうございます。 まず最初に、リブロム創業のお話からお聞かせいただければと思います。

8年ほど前から自分が小さい頃から憧れていたイタリアで何かしたいなと思っていて、イタリアで何ができるか調べていく中で、イタリアは「ヨーロッパいちの米どころ」であることが分かったんです。ヨーロッパ全体の生産量50%を占める規模で、それを知った時に、日本の文化と何か結びつけられないかということで“日本酒”を思いつきました。

リブロム/LIBROM
店内にはズラッと並んだ歴代のクラフトサケ。

イタリアに米があるなら、そのお米で日本酒をつくったらおもしろいと思って。当時イタリアで日本酒を作っている人はゼロで、これは可能性があるなと。日本人としてできる事なんじゃないかと思ったのが創業のきっかけです。

いきなりイタリアで事業って言うと時々ビックリされるんですけど、親は開業医で、親兄弟には指輪職人や陶芸家、他にもエアガンやメガネをつくっている人がいます。自分の兄弟も一番上が焙煎士、二番目が映像クリエーター、一番下はスタンダップコメディの芸人という個性豊かな“職人一族”なんです。

そんな環境で育ったせいか、特に大きなことをやる、という意識はありませんでした。

東洋商会/髙木代表
弊社代表、髙木敏弘

その時はまだリブロムを日本で始めようとは全く考えていなかったし、酒づくりに関しても知識はゼロ。ましてやお酒もそんなに飲んだことはなかったし得意でもなかったです。日本酒=学生の飲み会で酔っ払うためのもの、アルコール度数の高い臭い飲み物、くらいのイメージでしかなかった。

リブロム/LIBROM
醸造所とパブを兼ねたリブロムの外観。一般的な日本酒の酒蔵とは違い、街中に溶け込むように佇んでいる。

でも、イタリアで何かするという手段として日本酒を選んだので、まずは修行しようと思って。それで4年間(山口県と石川県で)みっちり酒造りを勉強しました。

経験を積んでいざイタリアに行こうと思った矢先にコロナウィルスが大感染して、ちょっと今はタイミングではないな、という経緯でまずは地元・福岡で酒造りしようと決めて創ったのがリブロムです。

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クライアント様について

株式会社LIBROMWebサイト
「日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに、若い世代にも親しみ愛される日本酒を造りたい。リブロム様はそんな想いで福岡県天神からすぐ近くの高砂でお酒造りをされています。
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