取材日:2024.03.13
イタリアで酒を造る
去年の11月にイタリアの現地法人リブロムイタリを立ち上げて、ようやく4月から単身イタリアに渡ります。もうちょっと先になるかと思ってたんですけど、縁が縁を呼んで、今回バルバレスコという世界遺産の村でワイナリーの設備を借りてお酒を造れることになりました。
最初は蔵を持たない醸造所(=ファントムブリュワリー)という形でブランディングをしっかりやって、最終目標である「自分の蔵を持ってヨーロッパに広める」ための一歩になればと思っています。
イタリアは特に日本酒にアツい国だと思っていて、農業機器のヤンマーも2年前にイタリア進出してお米の開発を進めて、日本の米とイタリアの米を掛け合わせたお米を去年つくったそうです。そのくらい大手がイタリアに可能性を見出しています。イタリアに酒蔵を作ろうとしている人も6人ほど知っています。
6人も。全員が日本人ですか?
いえ、日本人以外にもイタリア人だったり、中国人だったり。日本酒をイタリアで輸入すると高いんですよ。でも高い割に品質管理は悪い。現地で日本酒をつくるからこそ発信できることっていっぱいあると思っています。
しかもイタリア人って意外と保守的な文化なので、外からのものを受け入れない国民性なんです。やっぱりプライドが高いんですよね。だから日本から持ってきたものを広めようとすると拒絶されますが、現地の米や水を使って造ればそれはもう現地のものなので、彼らも受け入れてくれるんじゃないかなって。
そんな風にイタリアでまたゼロから始めることに不安はありますが、ようやく「イタリアで何かしたい」という8年前に抱いた自分の夢が、それだけで走り抜いてきた想いがようやく叶うと思うと本当にワクワクしますね。
柳生さんの当初からの夢の実現に向かって着実に進んでおられるんですね。いいお話をありがとうございました。今後も応援させてもらいたいと思います。
ありがとうございました。(終わります)
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クライアント様について
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- 「日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに、若い世代にも親しみ愛される日本酒を造りたい。リブロム様はそんな想いで福岡県天神からすぐ近くの高砂でお酒造りをされています。