ペアリングについては料理長に一任しています。自分たちはお酒を造る立場として、お酒の味わいや温度変化でどれくらい楽しめるかを共有して、あとは料理長にバトンタッチして自由に模索してもらっています。

そんなお店は全国でも少ないんじゃないですか？日本酒とのペアリングは口頭で「こんな料理に合います」ということはあっても、お酒の造り手と料理の作り手が一緒になってペアリングに関わっているのは今まで聞いたことがありません。

そうですね、なかなかないですね。ただ、ペアリングと言っても人によって味覚は違いますし、一概にこれが絶対に合うというものは無いと思っているので、あくまでお店からの提案としてやっています。

ペアリング、私も美味しく楽しく体験させてもらいました。お酒も料理もですが、この空間も本当にいいもので。気が付いたら４時間も経っていました。

【ペアリングを体験】

パブのメニューにあるペアリングコースを実際に体験しました。今回登場したお酒はカカオ、あまおうハイビスカス、ゆず、ジンジャー、レモンバーベナ、ミント、コーラの７種類。料理長の西島さん曰く「ペアリングの考えは２通りあります」とのことで、ひとつは“旬の食材に合わせる”、もうひとつは“お酒をひとつの調味料として捉える”そうです。